盛和塾 読後感想文 第126号

魂を込めて語りかける 人に自分の思いを伝えたいと思えば、真剣に魂を込めて一生懸命に話をすることです。巧みな話術でとうとうと、うわべだけの話をしても“思い”は伝わらないのです。 それよりは、トツトツとした語り口でもいいから、魂からほとばしり出た…

盛和塾 読後感想文 第125号

私の幸福論-幸福は心の有り方によって決まる 稲盛塾長は格別なことがない平凡な日を送るだけでも“幸せだな”という気持ちが湧いてくる毎日を過ごされています。仕事一点張りの頃は、そんなことを考える時間もありませんでした。 1959年に京セラを創業し、様…

盛和塾 読後感想文 第124号

従業員を幸せにしていくために 経営者は従業員の生活を守っていくために会社を守り、かつ成長発展させていきます。これこそが経営の目的です。経営者というのは、従業員を幸せにしていくためだけに会社を守り、伸ばしていくという使命を持っているのです。 …

盛和塾 読後感想文 第123号

世のため人のため 経営者は “自分だけが良ければよい” という自分の欲望や自社の損得だけで動くのではなく ”世のため人のため” という高慢な精神を基軸としてビジネスを展開していくことが大切です。 “世のため人のため” という高慢な精神で経営に当たれば、…

盛和塾 読後感想文 第122号

経営十二ヶ条(第五条-第十二条) 経営十二ヶ条は短く簡単平易な言葉で構成されているために、中には“果たしてこれだけで経営はできるのか”といぶかるかも知れません。しかし日本航空再建の際、その意識改革の活動が経営幹部への経営十二ヶ条だったのです。…

盛和塾 読後感想文 第121号

哲学的なものを身につける人生 戦後、10数年後に生まれた世代の人達は、社会が安定しており、経済も良くなっている時代に生まれ育ちました。頭がよくて優秀であれば大学に入れ、卒業後は会社に入れたと思います。 こうした年代の人達は苦難に遭遇していませ…

盛和塾 読後感想文 第120号

きれいな願望を描く 私たちが何事か成そうとして必死で願い、一生懸命努力する。その願望が自分の利や欲を離れたきれいなものであれば、それは必ず実現し、また永続するものです。 願望をかなえようと必死に努力しても、なかなか実現できず、困り抜き悩み果…

盛和塾 読後感想文 第119号

人心掌握の要諦 コミュニケーションは決して幹部社員との間だけでとれていれば良いというものではありません。会社に忠誠心のある社員全員と心が通じていなければなりません。 よく人心掌握の要諦を尋ねられますが、そんなものはないのです。経営者が勉強し…

盛和塾 読後感想文 第118号

経営十二ヶ条 事業の目的意義を明確にする 公明正大で大義名分のある高い目標を立てる 具体的な目標を立てる 立てた目標は常に社員と共有する 強烈な願望を心に抱く 潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望持つ事 誰にも負けない努力をする 地道な仕事を…

盛和塾 読後感想文 第117号

企業統治の要諦-従業員をモチベートする 経営の原点に立ち返る 経営において大切な企業統治について、従業員をいかに活性化していくかということが最も大切なことです。 盛和塾のメンバーの会社はほとんどが零細企業であり、従業員4~5人ほどで、売上も数億…

盛和塾 読後感想文 第116号

経営はマラソン 戦争に負けた日本の企業マラソンレースは昭和二十年(1945年)に再スタートを切りました。戦前から長く続く大企業は有名選手、戦後タケノコのように出て来たヤミ商人は無名のランナーです。旧財閥軍も含め、有名、無名の企業が一斉に長丁場の…

盛和塾 読後感想文 第115号

人と企業を成長発展に導くもの-日本航空再建の要因と日本経済の再生について- 日本航空再建の真の要因 再建を後押ししてくれた“JAL応援団” 2009年末、稲盛塾長は日本政府と企業再生支援機構から強い要請を幾度も受けていました。 最終的に再建の任に当たる…

盛和塾 読後感想文 第114号

リーダーに求められる“情”と“理” 明治維新の指導者には西郷隆盛と大久保利通の2人がおります。西郷隆盛は“情”に生き、義を貫いて死ぬことを選びました。大久保利通はまさに“理”の人でした。“理”詰めの人であったからこそ、混乱した状況の中にあって、新政府…

盛和塾 読後感想文 第113号

闘争心を燃やす 仕事は真剣勝負の世界であり、その勝負には常に勝ちという姿勢でのぞまなければなりません。しかし勝利を勝ち取ろうとすればするほど、様々な多くの困難や圧力がかかってきます。私達はこのようなとき、ひるんでしまい、当初抱いていた信念を…

盛和塾 読後感想文 第112号

人間として何が正しいのか 京セラフィロソフィーの原点は“人間として何が正しいのか”ということを判断基準にしています。経営経験のなかった稲盛塾長は子供の頃、両親や学校の先生に教えられたことをベースとせざるを得ませんでした。 “人間として正しいこと…

盛和塾 読後感想文 第111号

運命は自分の心次第 浮き沈みの激しい人生を送り、自分の運命は自分の手で切り開いてきた人でも、その山や谷、幸不幸はみんな自分の心のありようが呼び寄せたものです。自分に訪れる出来事の種を蒔いているのはみんな自分なのです。 運命というものは私たち…

盛和塾 読後感想文 第110号

独立採算制の導入とアメーバの組織 アメーバ経営は京セラの経営理念とそのフィロソフィーの実践を抜きにしては決して正常に機能することはありません。アメーバ経営は各事業単位の付加価値計算を算出して、市場の動きを全社に反映させ、経営リーダーを育て、…

盛和塾 読後感想文 第109号

原理原則を基準とする 常に原理原則を基準として判断し、行動しなければなりません。とにかく陥りやすい常識や慣例などを例に引いた判断行動があってはならないのです。常識や経験だけでは新しいことに遭遇した場合、どうしても解決がつかず、そのたびにうろ…

盛和塾 読後感想文 第108号

困難に打ち勝つ フィロソフィー、経営哲学を企業内で共有する意義と我々を取り巻く現在の困難な状況に打ち勝つためには、どのような考え方をすべきかが今回の話です。 稲盛塾長は日本政府の要請を受け、航空運輸事業の経験や知識が全くないにも関わらず、ま…

盛和塾 読後感想文 第107号

フィロソフィーは骨肉化しなければ意味がない フィロソフィーは知識として知っているだけでは意味がありません。行動が伴なっていなければならないのです。知識として得たものを骨肉化する。つまり自分の肉体に染み込ませる、どんな場面でもすぐにその通りの…

盛和塾 読後感想文 第106号

フィロソフィーを共有する 人生や仕事の結果=考え方x熱意x能力、人生や仕事の成功には三つの要素が必要です。考え方、熱意、能力です。熱意も必要ですし、能力も必要ですが、その方向を誤りますと、成功どころか逆に失敗に連なります。その方向は考え方に…

盛和塾 読後感想文 第105号

新しい計画を成就する 人間の持つ“思い”がいかに大切かということを深く心に留めておくことが、新しい計画や目標を達成する為には、必要なのです。 “新しい計画の成就には、ただ不屈不撓(ふくつふとう)の一心にあり。さらばひたむきにただ想え。気高く強く…

盛和塾 読後感想文 第104号

毎日を“ど真剣”に生きなくてはならない 一度きりの人生を真摯な姿勢で“ど”がつくほど真剣に生き抜いていく。そのたゆまぬ継続が人生を好転させ、高邁(こうまい)な人格を育(はぐく)み、生まれ持った魂を美しく磨き上げていきます。 今日一日は一体何をす…

盛和塾 読後感想文 第103号

“経営の原点十二ヶ条”その力を信じ、よく理解し、実践する 本年6月に開催された“経営哲学北京報告会”では“なぜ経営に哲学が必要か”ということを話しました。経営にはフィロソフィーが不可欠であり、そのためにも経営者自身が心を高め続けなければなりません…

盛和塾 読後感想文 第102号

経営のこころⅢ いかにして心を高めるか 経営のこころⅠでは、企業内で確立すべき判断基準、使命や将来の目標についての話がありました。経営のこころⅡでは、経営思想哲学の根幹についての話がありました。これらは企業内にどのような精神性を確立しなければな…

盛和塾 読後感想文 第101号

利他に徹し広い視野を持って経営を行う 会社のためという“利他の行い”も会社のことばかりだと社会からは“会社のエゴ”と見える。家族のためという個人レベルの利他も、家族しか目に入っていなければ、社会から見れば“家族のエゴ”、家族だけがよければよい、と…

盛和塾 読後感想文 第100号

人間として正しいことを正しいままに貫く 稲盛塾長は、27歳で京セラをスタートしましたが、経営の素人で、その知識も経験もないため、どうすれば経営というものがうまくいくのか、皆目見当がつかなかったそうです。困り果てて、とにかく人間として正しいこと…

盛和塾 読後感想文 第九十九号

企業哲学を全社員と共有する 時代がどのように変わろうとも人間の本質は変わらない。必要なことは“人間とは何か”“人生とは如何にあるべきか”“人間として何が正しいのか”など、人間としてもっとも基本的な倫理、哲学を真剣に探究する、その中で自己の存在意義…

盛和塾 読後感想文 第九十八号

企業文化の重要性 会社経営において、トップはまず何のために会社があるのか、その為にはどのような考え方が必要なのかを明確にし、従業員に接していくと同時に、従業員が共有してくれるようにしなければなりません。トップの経営理念や経営哲学に従業員が心…

盛和塾 読後感想文 第九十七号

独立採算制の導入とアメーバの組織 京セラフィロソフィーとそれをベースとしてつくられたアメーバ経営が京セラの発展を支えてきました。 アメーバ経営は京セラの経営理念とそのフィロソフィーの実践を抜きにしては、決して正常に機能することはありません。…