盛和塾 読後感想文 第九十六号

人生は運命的な人との出会いによって決定づけられる 人生の途上で出会った人々の好意、善意を喜んで受け取り、その好意、善意が指し示す方向へと一生懸命に努力することによって運命が好転し、人生が開けていったと稲盛塾長は語っています。 人生の師との運…

盛和塾 読後感想文 第九十五号

現代の経営者はいかにあるべきか 人類を発展させた欲望という原動力 “生物圏”を離れ“人間圏”を形成した人類 宇宙の誕生は今から約百三十七億年前、一握りの素粒子の固まりが大爆発を引き起こしたことに始まるそうです。いわゆるビックバンと呼ばれる大爆発に…

盛和塾 読後感想文 第九十四号

人類が目覚めたとき“利他”の文明が開く 私達が地球という船もろともに沈んでおぼれないためには、もう一度、必要以上に求めないという自然の節度を取り戻すほかはありません。私達は、自らの欲望をコントロールする術を身につけなくてはならないのです。 す…

盛和塾 読後感想文 第九十三号

純粋な心からの情熱 強い思い、情熱は成功をもたらします。しかし、それが私利私欲から生じたものであれば、成功は長続きしません。自分だけがよければ良いという方向へ突き進むようになると、はじめは成功をもたらしてくれた情熱が、やがて失敗の原因になる…

盛和塾 読後感想文 第九十二号

心は心を呼ぶ 稲盛塾長は人の心をベースにした経営を行うよう、努めて来たと述べています。強固で信頼できる心の結びつきを社員とつくり、それを保ち続けることに焦点を絞り、経営をしてきました。 愛されるためには、愛さなければならない。心をベースにし…

盛和塾 読後感想文 第九十一号

きれいな心で描く 強い情熱は成功をもたらしますが、それが私利私欲に傾いているのでは、永続性はありません。世の道理に無感覚になり、成功の要因である情熱をもって強引に無軌道に進み始めるからです。成功が持続するためには、描く願望が、情熱が世の人々…

盛和塾 読後感想文 第九十号

魂を磨く 現世にあったとき、名声を得た、財産をつくった、高い地位についた、こうした現世での成功はあの世には持って行けません。こうした成功して得たもの、地位もお金も名声も、死を迎える時、あの世に持ってはいけないのです。残るものは魂だけです。魂…

盛和塾 読後感想文 第八十九号

道を誤らぬための羅針盤を持つ 世間には高い能力を備えながら、心が伴わないために道を誤る人が少なくありません。経営の世界の中にあっても、自分さえ儲かればいいという自己中心の考えから不祥事を起こし、没落を遂げていく人がいます。 “才子才に溺(おぼ…

盛和塾 読後感想文 第八十八号

夢を持ち続ける 私達は誰でもこういうことができたらいいなと夢を持っています。経営者の場合では、その夢を見続けて、その夢の中で事業を展開していくのです。 その夢は直ちに実現しようとするわけではありません。ただ頭の中で一生懸命夢を描き続け、創造…

盛和塾 読後感想文 第八十七号

六つの精進 六つの精進は企業経営をしていく上での必要最低限の条件であると同時に、人間としてすばらしい人生を生きていくために守るべき必要最低限の条件なのです。六つの精進を毎日実践し続けていけば、やがて自分の能力以上のすばらしい人生が開けていき…

盛和塾 読後感想文 第八十六号

部下をモチベートし続ける リーダーは部下の人たちを常にモチベートし、やる気を起こすように努めなければなりません。目標に向かって燃える集団をつくるには、部下が常にやる気をもって仕事ができるようにすることが不可欠です。 職場の環境に気を配り、働…

盛和塾 読後感想文 第八十五号

人生の目的を求める 人生の目的を見失っている若者が増えています。会社に入っても、生活の手段として給料をもらうだけで、趣味やレジャーに生きがいを求める人が多くなっています。自分の生活や家庭を守ることに生きがいを見つけ、現状維持を計り、保守的な…

盛和塾 読後感想文 第八十四号

心は心を呼ぶ 稲盛塾長は“人の心をベースとした経営を行うよう努めてきました。強固で信頼のできる心の結びつきを社員と作り、それを保ち続けることに焦点を絞り、経営をしてきたのです”と語っています。 愛されるためには愛さなければならないように、心を…

盛和塾 読後感想文 第八十三号

エネルギーを注入する いいテーマを部下に与えても、当人が燃えてくれなければ仕事が成功しないのは言うまでもありません。お金や時間を与えられても、部下がヤル気を持ってくれなければ、プロジェクトは成功しません。私共経営者は、これだけ経営者として部…

盛和塾 読後感想文 第八十二号

採算の向上を支える 企業の会計にとって自社の採算向上を支えることは、最も重要な使命である。採算を向上させていくためには、売上を増やしていくこと。それと同時に、製品やサービスの付加価値を高めていかなければならない。付加価値を向上させるというこ…

盛和塾 読後感想文 第八十一号

人生について思うこと 今回は “人生について思うこと” として “いかに生きるべきか” について話します。人間が生きていく上では、健康管理と知的管理、そして心の管理の三つの管理が必要です。 心の管理がおろそかにされている 昨今、健康管理に留意される方…

盛和塾 読後感想文 第八十号

物事の本質を究める 私達は一つのことを究めることにより、そのものの心理やものごとの本質を体得することができます。究めることは、一つのことに精根込めて打ち込み、その核心をつかむことです。こうした体験をしますと、そのほかのあらゆることに通じると…

盛和塾 読後感想文 第七十九号

謙虚な姿勢を保つ リーダーは、常に謙虚でなければなりません。権力のある座につくと、人間は堕落し、傲慢不遜(ごうまんふそん)になってきます。このようなリーダーの下では、たとえ一時的に成功しても、周囲からの協力が得られなくなり、集団が永続的に成長…

盛和塾 読後感想文 第七十八号

“稲盛和夫の実学”をひもとく キャッシュベースで経営する キャッシュベースが会計の基本 キャッシュベースの経営というのは “お金の動き” に焦点を当てて、物事の本質に基づいたシンプルな経営を行うことを意味しています。会計はキャッシュベースで、経営を…

盛和塾 読後感想文 第七十七号

会社経営の原理原則を貫く コーポレートガバナンスのあり方について、議論が盛んに行われています。そのため法律を作り、規則を細かく作成し、その実施について監督する制度を作る等が導入されて来ました。しかし本当の問題は、経営者が会社を経営するために…

盛和塾 読後感想文 第七十六号

売上を最大にし、経費を最小にする 経営の経験や知識がなくても、利益を確保するには単純に売上から経費を引いた残りが利益と考え、売上を最大に、経費を最小にする。その結果として利益が増える。この原則を実践してきたことが京セラを高収益の会社へ導いた…

盛和塾 読後感想文 第七十五号

会計は現代経営の中枢 企業を長期的に発展させるためには、企業活動の実態が正確に把握されなければならない。真剣に経営に取り組もうとするなら、経営に関する数字はすべて、いかなる操作も加えられない、経営の実態をあらわす唯一の真実を示すものでなけれ…

盛和塾 読後感想文 第七十四号

アメーバ経営には、フィロソフィーが欠かせない アメーバ経営はフィロソフィーの共有からはじまる 自ら考え方、哲学を構築し、従業員と共有せよ 経営にとって一番大事なのは、経営者と従業員の考え方を同じくすることがアメーバ経営を行うことの最初のステッ…

盛和塾 読後感想文 第七十三号

高収益企業の作り方 強い願望を持つことで、企業を高収益体質に導くことができます。塾生の中では、自分の会社も高収益企業にならねばならないと心から思い、その結果、営業利益率10%を超える企業が続出しています。株式公開や上場に至った会社は100を超え…

盛和塾 読後感想文 第七十二号

善に見る習慣をつける 正しい判断を行うためには、状況に対する正しい認識ができなければなりません 事実は一つしかあり ませんが、認識は観察者の視点によって左右されてしまいます。観察者の心のフィルターによて現象 は見られますから、同じ事実が善(よき…

盛和塾 読後感想文 第七十一号

エネルギーを部下に注入する リーダーが自分ひとりで達成することが難しいような仕事には、部下の協力が必要です。たとえリーダーが情熱に燃えていても、部下が同じような熱意を持たないことにはそのプロジェクトを成功させることは難しいことです。 最高の…

盛和塾 読後感想文 第七十号

愛こそはすべて 広中平祐京都大学教授は語ります。京都の清水寺で発表された恒例の今年の漢字に “愛” ということばが選ばれました。広中先生はその時、以前に読んだバイブル “キリストの教え” を思い出された。それまではコリント第13章はキリスト教形式の結…

盛和塾 読後感想文 第六十九号

謙虚なリーダーになる リーダーは、常に謙虚でなければなりません。権力や支配力を持つと、一時的に成功しますと、往々にして人間のモラルは低下し、傲岸不遜になってしまいます。このようなリーダーの下では、集団はたとえ一時的に成功したとしても、長い間…

盛和塾 読後感想文 第六十八号

自己犠牲を払う勇気を持つ すべてのリーダーは、喜んで自己犠牲を払う勇気をもっていなければなりません。集団として何か価値のあることを成し遂げようとするには、大変なエネルギーが必要です。エネルギーには、時には時間が必要です。集団の為に使う時間を…

盛和塾 読後感想文 第六十七号

西郷南洲が教える経営者のあり方 判断基準を “人として持つべき基本的な倫理観” に置く 経営のトップに立つ我々は、我々の周辺にいる従業員やお客様から信頼と尊敬を得られるだけの人間性・人格をもっていなければなりません。 “商売人は信用が第一だ” と言…