盛和塾 読後感想文 第二号

心を高めることを目標にする経営者集団がお互いの失敗、成功、目標を共有し、稲盛哲学を実践しようと頑張っている様子がかかれており、私にとって、大変な元気を頂きました。お互いに切磋琢磨できる機会を与えて下さる盛和塾に感謝の念で一杯です。

ウソは困るけどちょっとは誇張してもいい。言うた手前せんならん。千人の塾生があなたの目標を聞いたやないか。その縛りが面白い。今からやりたいと思うことをホラでもいいから言う。自分自身を縛ってしまう。

縛った自分の目標を達成する為には、経営者・従業員が一丸となることが必要だと思います。その為には指導者/経営者は〝お前に賭けた。お前の言っている事はすべては解らないが、とにかく、お前について行く”と従業員に言わせることが出来なければなりません。

リーダーシップの最もプリミティブなものは家族におけるリーダーシップかもしれない。家族の前では赤裸々な自分をさらけ出していて自分の悪い面良い面を家族は知っています。社員は指導者のリーダーとしての良い面だけを見ているだけですから、社員を従わせることは家族を従わせるよりも易しいと塾長は述べておられます。

従業員との間は従業員は気にいらなきぁ”会社をやめて、さようなら”をすることが出来るが家族はそう簡単に“さようなら”はできません。家族の場合特に夫婦の場合は簡単には離婚はできません。〝夫婦の間で、リーダーシップが執れていない奴は会社でもダメですな”という塾長のお話しはその通りで、耳が痛いです。

私は夫婦の間でもリーダーシップが出来たら、従業員とのリーダーシップも出来るのではないかと、家事のことから自分の家がどういう風に運営されているか、お金は、家の修理・維持は、コミュニティーとの関係は女房は一体毎日何を考え、何をしてほしいのか、何をしているのか、私にできることは何か真剣に考えるようになりました。女房に〝あなたに賭けた”といわせたい。

稲田三千武ファミリー(株)の〝われ虚心に経営を語る“は大変勉強になりました。会社の再建の為になさったことやその哲学には感銘しました。

1.17名の血判状をつくったーヤクザの組織運営の基本。組を離れたら、死が待っている。

2.与えられたおカネはすぐに消えるけど、身についた財産は永遠である。

〝縁ある限り私どもの同志になってほしい。修業が終わったら、この場から去るのもいい、しかし、自分自身、人格的にも能力的にも成功してから出てほしい” -カッコイイことを言える人がいるもんだ、すごい男が世の中にはいるもんだ、と思いました。