盛和塾 読後感想文 第三号

利己と利他で指導者の成功・不成功が決まる。

人間の心の中には利己の心と利他の心がいつも存在する。人間は動物であり、その動物としての本能から、自己防衛をはかり、他人を害してでも生き延びようとすると思います。お金を沢山貯えて、楽をしたい、というのが最たるものだと思います。利己の心でもって、自分の利益を追求していきますと、周囲の人から疎んじられ、社会からはじき飛ばされ、人生に失敗すると思います。

塾長のおっしゃる様に利他の比率が高いところを基準にして、意思決定をすれば、他人から受け入れられ、頼りにされ、社会に役立ち人生に成功すると思います。

家族との生活から生まれる利他の心

幼い頃、夏の蒸し暑い中、田んぼの草取りを家族全員でしたことが思い出されました。家族一人ひとりが助け合わなければ、生活ができない状態の時は、ブトにかまれたり、蚊に刺されても、家族のために、父親や田親の為に、田んぼの中を這えずりまわって、草取りをしたことがありました。小学4年か5年の頃でした。

リーダーの利他の行為

私の田舎は山奥にありましたので、雪の深い冬には毎朝村の出口にみんなで集まり、10名ほどが、一緒に歩いて分校に通いました。小学3年生がリーダーで後は小学2年、1年、幼稚園児でした。その時村で1番の悪さが先頭を雪を踏みしめて、小さい子供たちが歩けるように道を作ってくれました。分校までは片道約1時間かかりました。子供心にこの悪ガキは本当は立派な奴だと感心しました。この悪ガキには利他の心があったと思いました。

利他の心は本を読んで学ぶのもよいかもしれませんが、実践している利他の行為を見たり、自分が利他行を実践して、学ぶことも大事かなと思いました。

発展する利他の心

塾長のいわれる「周囲の作業員の人たちも含めて、「食わせないといかん」」というのは本当に実感がこもっていると思います。

社会人になるに及んで会社の人全体の為にという利他の心が生まれたとのことですが、人生のいろいろな場面で、利他の心をはぐくんで、意思決定をされてこられたことはすばらしいと思います。私もマネをしたいと思いました。