盛和塾 読後感想文 第十三号

困難に真正面から、取り組む 

私が現在かかえている困難なビジネスをどう乗り越えていくかについて、迷いがあります。自信がありません。何としてもやり遂げるという気力がないように思います。そうした場合、自分を奮い立たせるものー大儀名分をもう一度考え直してみようと思います。何の為に住宅、アパートの産業に参画しているのか、もう一度考え直しています。さらに、会社を支えてくれている従業員、業者の方々、住宅購入していただく買主やアパートに入っていただくテナントとの関係をしっかりと見直していく必要があると思います。良質な住環境を提供することにより社会に貢献することが会社の指名であり、それを達成して行く為に従業員や業者との密接な関係が必要と痛切に感じています。迷いの一つの原因はビジネスモデルがはっきりしていないことから、発生しています。したがって、会社のビジネスモデルを再検討しています。 

企業を発展させるための四つの“心の要諦 

四つの要諦の一つ “謙虚にして驕らず”の中で事業家として成功していても、謙虚さを失ってはいけない。自分の才能、能力は自分だけのものではない、私に与えられた才能は、集団の為、従業員の為に使われるべきである。以上のことを塾長は述べられています。 

私は事業家として成功しているわけではないのですが、毎日の反省をすることによって“謙虚にして驕らず”という要諦を実行していくつもりでいます。 

心の要諦= “思念は必ず実現する”の中の “情けは人の為ならず”人に情けをかけるのはそのかけられる人の為ではなく、情けをかける人の為だという理解だと思います。 “その情けはめぐりめぐってあなたに帰ってくる。”と塾長は述べられています。 

心の研究 

“志を高く、大儀を掲げ、それに殉ずれば、懸命不動の力が与えられると書かれています。その意味するところを言葉通り又実行するのは、どういうことなのかが対談で述べられています。

  1. 従業員物心両面の幸せの追求
  2. 動機善なりや、私心なかりしか
  3. 哲学の大事さ
  4. 反省ある毎日が大事
    “どうかして言行を一致させようと思うので反省のある毎日を自分に強く課して、朝晩反省するようにしています。”と塾長が述べられています。いいことだと知っていても、途中でもういいだろうとして、やめてしまうことが私にはあります。続けるこが、大事であり、実行し続ける為の努力も必要だと思っています。
  5. 格闘技の選手以上の勇気がいる
    勇気を奮い起させるには大儀名分が必要。大儀名分を押し立てることにより勇気が湧いてきます。
  6. 人生・仕事の結果=能力x熱意x考え方
    塾長の人生方程式、塾長が自らの経験に基づいて考え出したものですから、実践的な哲学と思います。
  7. 懸命不動の条件
    大事なのは志を高く、大義名分のある使命を掲げること。このことにより確固不動となる。 
新井正明 住友生命保険名誉会長と塾長との対談はお二人とも、哲学を実践されてこられた方々だと思いました。