盛和塾 読後感想文 第五号

逆境時代のトップの使命

逆境を乗り越えるトップの使命は会社という船が転覆しない様に必死に頑張ることです。   社長の形相が変わってくるほどでなければならない。社長は朝から晩まで、奮闘し、目の色を変えて頑張る。会社に緊張感がピーっと走る。従業員は社長の行動を見て、会社が大変な局面に面していると認識する。

社長は逆境の中で取るべき道をはっきりと “見える”ようになってなければならない。 “見える”ようになる為には、たとえ順境でも一生懸命仕事に打ち込み腕を磨き心を高める努力をしてはじめて、どういう局面でも動揺しない心が生まれ “見える”ようになるのです。と塾長は述べておられます。急に “見える” ようにはならない。社長が率先垂範し必死になる、日頃から努力をすることにより、取るべき道が心でみえてくる。

順境の時の社長の率先垂範の努力が最も重要。日頃からたゆまね努力をする。 “心を高める”ことがキーポイントのように思います。

今日一日の仕事は何をするのか、一日の終わりにその一日の計画を必死に頑張ってやり遂げたか、自問を毎日すべきだと思いました。

逆境の中でのトップの苦しみ

逆境の中で、未来を作るチャンスを見つける、社内を固めるチャンスがある。進むべき道が”見える”のは心を高めるから、高いところから見ることができるからである。高いところから見えないのは、利己心があるからである。利己心が心を高める邪魔をする、利己心は抑え込むことが肝要。  “お前いい加減にせんかよ”  と自分に言ってみることが必要。人前で立派なことを公言して、自分が引っ込みが出来ない様に自分自身を追い込んでしまう。社長が苦しみにもがいて、そこからチャンスを生み出すことが重要と思います。

逆境の中でのトップのリーダーシップ

トップは萎縮したらいかん、ホラでもいいから、打ち上げて、先頭に立って、できるんだ、皆んなもできるんだと公言し、率先垂範する、実行に移すことが必要だと思います。

全社員の創意工夫

ゼロ成長時代にはトップと従業員が共有する理念を構築することが大切。そしてあい助け合うという理想が醸成されることが大切と塾長は述べられています。苦楽を共に。そこから創意工夫が出来、いくらでも可能性が出てくる。新しいものにチャレンジし、皆に希望を持たせる、明るい将来の目標に向かって新規事業を展開する。新規事業は悲観的に計画、明るく前向きに実行すべし。

得意技を逆境の中で生かす

トップは自社の得意分野を知り尽くしています。その得意技を他の業種にも応用出来る可能性を絶えず模索する。飛び石は打たない。得意技を生かせ。 一方では新しい分野、外の世界を勉強、調査して、その分野に当社の得意技は生かせないかと絶えず、チャレンジすれば楽しく、前向きの事業展開になると思います。自社の側からだけいつも考えるー  利己心は新規事業へのチャレンジする機会を少なくする、絶えず、社会が何を必要としているのか考える様にしたいと思います。